ご挨拶

このたび、第25回北日本看護学会学術集会を山形大学医学部飯田キャンパスにおいて開催させていただくことになりました。新型コロナ感染症の蔓延化により、2020年と2022年はWEB開催、その他の年は不開催が続き、会員の皆様にはご心配をおかけしました。6年ぶりの対面での学術集会を、学会設立の地である山形大学医学部で開催できること、誠にうれしい限りです。会場である飯田キャンパスは大規模な改修工事が完了し、リニューアルしました。会員の皆さまをはじめ多くの方々のご参加を賜りますよう、謹んでご案内申し上げます。
本学術集会テーマは「生・死・喪失を共に受け止め支えあうコミュニティをつくろう」です。超高齢多死社会、そしてコロナ禍の中、私たちは多くの方々の死や様々な喪失に直面してきました。医療や介護というフォーマルなケアのみではなく、日常の暮らしの場にこそ、支えあいが必要ではないかと気づかされたことも多いと思います。そのような支えあいのコミュニティを形成し、コンパッションにあふれた活動を展開している実践家の方々に、ご講演をお願いしました。生・死・喪失を共に受け止め支えあうことの意味、そして、その人らしい生と死を支えるとはについて皆様とともに考えたいと思います。
本学術集会が、参加者の皆さまにとって、ご発表ならびに活発な意見交換の場として、有意義なものとなるよう祈念しております。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
第25回北日本看護学会学術集会 学術集会長
古瀬 みどり

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